2019年5月から初めて早3年、気が付けはUberEatsの配達が1万件を突破!していました。
50歳越えをして始めた副業ですが、始めた理由、続いた理由、得たもの、失った?もの
を記載してみますので興味ある方は参考にしてみてください。
始めたキッカケ
わたしは小売系サラリーマンで、当時51歳でした。店長として会社内最大級の店の長(店長)を任されていました。ある日、転居を伴う異動の話が持ち上がり意思決定を迫られた際、いろいろな考え(家族、親の介護、所有不動産の管理、仕事への情熱、金銭面など)を見直しました。結論50歳越えの単身赴任にならざる負えなく、すべてにおいて負荷が大きいと判断しました。その理由は北海道への転勤の可能性です。わたしは東京に住んでいるので、何か問題があった時に「時間や金銭面」で大きな負荷がかかる為、これを機に「地域社員へ変更」することにしました。すると、給与面で減給があり年々10%の年収減が発生し始めました。(この点は会社に確認・了承の上承諾しましたが…。)
そこで、副業を決意!!
と言っても、当時 副業は少し話題になっている程度で、何をどうすればいいのか分からず、とりあえず本屋に駆け込んでそれらしい本を読みあさりました。その中で見つけた本が「サラリーマン副業2.0」(小林 昌裕 著 PHP研究所)でした。企業するにもまずは資金が必要と思い「まずはリスク少なく自由な時間で働くことが出来る」UberEatsの存在を知りました。
早速登録しようとネットで申し込み(今はネットで完結するようですが)当時は恵比寿のとあるビル内で受付、説明受け、登録手続き、バックの持ち帰りをしました。バックが大き過ぎで帰りの電車の中で「恥ずかしかった」のを覚えています。
登録までの行動は早かったな~
「何かやらなくては」という危機感が
強かったんだと思いますね。
「行動することが大事」ですね。
3年間も続いた理由
振り返ると「3年感もやっていたんだな~」と言う感じです。初めは、説明を受けたもののやり方が分からずドキドキしながら始めました。「料理こぼしちゃったらどうしよう」「お客様に配達が遅いと文句言われたらどうしよう」「Pīck Upする店が分からなかったらどうしよう」と「どうしよう」ばかりが先行して登録から初配達まで1週間ほど行動するまで時間が掛かりました。
意を決して始めた1件目は「マクドナルド」の配達。その日の配達はこの1件だけで売上は350円でした。正確に言うと200円です。(何故かはこのあと記載します)
勝手がわからない私は当時まだ配達エリアでない地元「吉祥寺」が「飲食も多いいし注文殺到するな」と勝手に思い11:30~13:00くらい待機し続けていました。さすがに「おかしい」と思い荻窪(少し都心寄り)に移動すると「初めてのリクエスト」が鳴りました。慌てて「受注ボタン」を押してマクドナルドへ向かいました。自転車配達でしたが、店舗についたものの「何処に止めたらいいのか?」分からずコイン駐輪所に止めてしまいました。マクドナルドでPickUpをドキドキで受けたものの「配達開始ボタン」が分からずお店の人に聞きながら開始!しようかとお持ったら駐輪所はマクドナルドからの「サービス券」などあるワケもなく、泣く泣く実費負担し配達を開始しました。
配達場所もアプリを頼りに向かったものの、非常に分かりずらい場所・建物でした。何とか配達したものの疲労困憊。それもそのはず、この1件に40分くらいかけて配達をしていました。今では1時間に4件は配達できるので何とも「おぼつかない配達」でした。この日は15:30と昼時をかなり過ぎてしまったと判断して撤収しました。 ちなみにこの月の配達報酬は5600円ほどでした。現在は週50,000円前後ですので進歩したものです。
こんな初心者が独自で3年間も続けられた理由は「楽しみを見つけながら働く」ことをモットーにしたことだと思います。初めは「稼ぐこと(自分でお金を生み出す実感)」でしたが、「社会環境(飲食業)ほか」「お客様の注文心理・生活行動」「町の変化(移り変わり」「季節の体感」「感謝の実感・喜び」などなど。いろいろな楽しみを自分なりに見つけて1件1件を大切に行ってきた結果だと思います。
なにより「お腹を空かして注文しているお客様が待ってくれている」「スピーディーかつ丁寧に配達しよう」と 人の体の中に入る「食べ物の取り扱い」をしていることは常に意識して行っています。
一方、「報酬面」「配達効率(時給・労力)」なども自分なりに改善していくことも「楽しさ」に繋がっていると思います。本業の仕事柄か?数値目標達成・業務改善においては人一倍に達成感からくる喜びに繋がっています。一般的に言うと「出来るだけ楽に稼ぎたい!」が当てはまるのではないでしょうか?
自分なりの「楽しみ」を見つけて
取り組むと継続に繋がると思いますよ。
得たものメリット
個の副業で得たものは以下の7点です。
- 約550万稼げた
- 体力がついた
- 仕事の楽しさが分かった
- 地理に詳しくなった
- 飲食業の実態が理解できた
- 人の生活・心理がわかった
- 本業に活かせた
【報酬】初年度は5月から始めたこともあり34万ほどの年間売上でした。それが年々増加し、今では230万ペースです。週休 2日~3日の中でこの金額が稼げたのも「配達の効率化」のおかげだと思います。
経費という会社員にはない制度を使えるようになったことも少しお得です。
【体力】人力(自転車)で配達しているため、特に下半身強化に繋がりました。お腹もポッコリからややシックスパックになっています。病気もほとんどしてません。
【仕事の楽しさ】「やりがい」だと思いますが、会社から決まった仕事に従事するのでなく、「好きな時に好きなだけ働く」「やった分だけ報酬がある」すべてにおいて自由に働けます。
【地理】 限られた場所での生活でしたが、地域の位置関係、抜け道、オススメの店・場所などが分かり視野が広がりました。車で渋滞に巻き込まれても抜け道を知っているので回避できるようになりました。
【飲食業】今まで知らなかったネパール料理のような「外国食専門店」、ラーメン屋で唐揚げも売っているなどの「副業店」、居酒屋なのにアメリカンレストランメニューを名乗る「複数店」、店舗を持たない雑居ビルなどで調理・配達している「ゴーストレストラン」など様々な形態があることを知りました。
【人の生活・心理】人の生活リズムがなんとなく地域によって違ったり、業種に応じて休む曜日、注文する時間帯などの違いを把握できました。以外に給料日にはUberは注文が少ないなどもその為かと。。
商売(ビジネス)をする上でTargetを知ることの大切さを学びました。
【本業活用】店舗、お客様、配達途中にかかわる人々に「感謝する」「感謝される」をより感じられるため、本業でも自然と同じ気持ちで仕事ができるようになります。すると、コミュニケーション面で効果が出てきます。連鎖的に仕事がスムーズに進む、より精度が高い結果につながる、信用されるようになるといったプラス・スパイラルが発生します。
リスク少なくいろいろなことが身に付きます。
違うことにチャレンジすると知識が増えますね
失ったもの(デメリット)
失ったものは以下の4点です。
- 時間
- 浪費
- 人付き合い
- 本業への意欲
【時間】Uberは注文が来てPickUp、配達に時間が掛かります。また注文のピーク時間が集中する為、効率良く配達しなければ一機に稼ぐことが出来ず結局時間を掛けなければ一定額を稼ぐことが出来ません。私の場合は本業が休みの日に朝から6時間、夕方から4時間働きますので、休日の自由時間は4時間ほどになります。この4時間も家事・食事・勉強・さらなる副業にあてるので、休みの日は本業よりも休めない状態になります。
【浪費】これはもしかするとメリットかもしれませんが、買い物する時間が限られるため余り「お金を使わなくなります」しかし、お金に余裕も出てくるため「働いたご褒美!」的に「飲食」、「ネットでの買い物」で浪費してしまいがちです。過剰な浪費にならないように注意が必要です。
【人付き合い】身近では「家族との団欒」が少なくなります。限られた時間で密の高い会話をするようにすればよいと思いますが、私の場合は子供の思春期、嫁の仕事の関係で顔を合わせる時間が減りました。たまに食事に行って話をしたりしてカバーしています。仕事上でも「飲み会」など付き合いはほぼなくなりましたが、こちらはコロナ禍もあってあまり影響がないでしょう。その分出費がなくなりむしろメリットかもしれません。
【本業への意欲】あまり良くないことかもしれませんが、初めのうちは副業が刺激になり本業に活かすことが複数ありました。そのうち副業で「自分で稼ぐことが出来る」「税制面での不利」「通勤時間などの無駄な時間」「本業での生産性」など経営者としての知識・視野が身に付き「本業での生産性」に不満が出てきます。当然、意欲も低下してきがちになります。私の場合は、本業での無駄な時間を「本業でも参考になる簿記の勉強」にするなど副業寄りの時間に充てるようにしました。
副業で得た知識・行動力は
「副業を本業に変えてしまう」
体質に変えてしまうかもしれませんね。
今後について思うこと
現在54歳で定年まであと5年ほどです。本業もコロナの影響で今後も景気が良くなることは余り見込めないでしょう。「定年後の生活への不安」、「趣味という趣味が無い」など不安要素は高まります。
そんな中でUberEatsを中心に副業で「自分で稼げる」意識が持てたことはとてもありがたかったです。
始めた当初の予定ではUberEatsで50万稼ぎ、その資金で「せどり」で月20~30万稼ぎ、さらに株の売買で月50万くらいにすることを考えていました。少し楽観視していました。(本に書いてあった手法です)
歳も歳だけにUberEatsのような体力労働はそう長くわ続かないと思いますので、労働所得から資産所得に少しづつスイッチしていくことが大切だと考えています。資産所得と言ううと株配当、不動産収入などを想像しますが、SNSでの収益(YouTube、インスタグラムなど)もこれにあたることが分かり、現在の年齢、貯蓄から考えると人的資本(SNSフォロワーなど)を増やしつつ「労働型資産所得」を増やしていくようにしていきたいと思います。
「違うことにチャレンジすると知識が増え、体質が変わる」
「小さなことの積み重ねが、とんでもないことに繋がる」
今回の10000回配達はこんな言葉の結果かもしれませんね。ではまた👋。
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