こんにちは、頑張る54歳(配達おじさん)Taku3です。先日、UberEats配達にて初めて財布(釣銭袋)を落としました。とても焦りましたし、捜索奮闘しましたし、あきらめたものの奇跡的に回収できました。そんなバタバタ劇を今日は紹介します。最終的に「日本っていいもんですね~」と感じてもらえると思います。
事の発端は…。そして欲張った結果
2022年11月20日(日)この日は雨でした。「週間クエストの最終日」、しかも「雨クエスト」も重なりかなり効率的(稼げる)配達ができる条件が整いました。
残り3件で週間クエストが達成できることから、会社より帰宅して20:45頃から配達を開始しました。配達早々すぐにリクエストが入り近くのローソンにGO!!配達距離も0.3㎞と近距離・ラッキー!!その後、近場で1時間ほどで3件配達完了し、めでたく5000円のクエストボーナスをGet!することが出来ました。時間も21:44と22時には家に帰れる時間です。帰宅中、家の近くのローソンからリクエストが入り配達場所も0.7㎞の近場、雨の日クエストもあるので「500円はおまけ」と言う感覚で受けてしまいました。
5分ほどで配達を完了し帰宅して荷物を整理しているとレインコートのポケットに入れていたはずの「つり銭袋」がないことに気づきました。非常に焦りなんどもUberBagの中やポケットに手を突っ込んだりと繰り返しましたが「無いものは無い」と割り切り、「探しに行こう」と配達経路を逆方向に走り出しました。捜索の開始です。
早期帰宅のはずが、必死の捜索
どこで落としたかも検討が付かないので、取り合えず記憶を頼りに配達経路を目を凝らしながら自転車を走らせました。追い打ちをかけるように配達開始当初からの霧雨は本降りへと変わっていき視界も悪化してきました。夜の路面は街灯の光が反射して見辛く、幹線道路を走ったこともあり車の往来でとても危険な状態です。しかも逆走!!。
4件の配達とも現金払いではなかった為、つり銭袋がどの時点まであったのかが全く分からず集中的に探す経路を特定できなかったことが「海で眼鏡を落としたようなもの」のように途方もない捜索だと感じました。
あきらめ。そしてダメもとで交番へ遺失物届け
22時には帰って温かいコーヒーでもすする予定でしたが、気付けは23:30。もう「あきらめよう」と腹をくくりました。 つり銭金はいつも用意していた 13,300円でした。ただ、お金は諦めようがありましたが、一緒に何故か「車の電子キー」が入っていたのです。こちらはスペアキーでしたが、「これだけは返ってこないかなぁ~」との思いで、帰宅途中の交番に「移出物届」をダメもとで出そうと立寄りました。
いつも怖いお巡りさん(自分の妄想でスミマセン)はとても優しく、凍える手で必死に書いている私を癒すよう「記入方法、財布の特徴、落とした予想範囲」など丁寧に対応してくれました。
この日の報酬は 7173円、 落とした金額 13333円(+車のカギ)差し引き6160円の赤字です。時間単価がそのままマイナスとなりむしろ配達に行かなかった方が体も休めてお金も失わず良かったのでは・・・と思いました。(トホホ・・・)
「まあ長いこと配達をしていればこんなこともあるさ」と言い聞かして家路につきました。帰宅時間は0:30 身も心もクタクタです。😢
まさかの警察からの連絡&回収劇
次の日、仕事をしていると昼過ぎに自宅から電話があり「今、警察から電話があったからすぐに折り返し電話するように!」との伝言がありました。「まさか」と思いながらも警察に電話をすると女性の方が出て「遺失物届けの内容によく似た遺失物が届けられたので確認をさせてください」とのこと。事細かに財布の内容(形状・金額・その他)について聞かれました。 ほぼ間違いないと決定づけられた内容は以下の3点でした。
・財布と言うよりペンケースであったこと。(つり銭が取りやすいので使っていました)
・中身に何故か車のごつい電子キーが入っていた
・前日の帰りに買ったビールのレシート(ドンキーホーテ)が入っていた
この内容を自ら伝えたことで、相手(警察)も可能性が高いと思って頂けました。本当であれば自分の証明できる名刺・カードなどが入っていれば確定できたようです。
まだ、この時点では「可能性が高い」というレベルのようですので、「警察に確認に来てください」と言われ確実に返してくれるものではない状態です。「明日、伺います」と伝え電話を終えました。
本当に日本ってすごい国
次の日の午後に最寄りの警察署に出向くと遺失物取扱所なるカウンターが入口入ってすぐのところにありました。電話があって確認に来た旨伝えたところ「取り扱いナンバーを教えてください」と言われ(何のこっちゃ?)何も聞かされていない、遺失物届けの控えにもナンバー記入欄あるも交番の警察官は記載してくれていない(どうすればいいんだ~)。沈黙していると受付の方が「少し待ってもらっていいですか?」と控え席で待つよう言われました。
数分後、何か手続き処理をしてくれたのでしょう。「無くされたのはこちらですか?」と言いながらビニール袋に入った「半透明(緑色)のつり銭袋」を見せてくれました。(ああ、懐かしの我が釣銭袋。ごっつい電子キーも入っとるわ)何とも言えない再会に顔がほころびました。諦めていたものが返ってきたときの感動は格別です。
中身の確認をするように言われ、真っ先に電子キーを確認。そして何故か細かな釣銭で用意していた金額がまとまった状態で12780円となってました。少し金額が違う気もするがこの金額が戻ってくること自体が信じられなかったことと、細かくは覚えていなかったこともあり、これで良しとして了承のサインを記載しました。拾得者は謝礼はいらないとのことでした。
いろいろありましたが、結果オーライです。海外では拾ったら落とした方が悪いとばかり、「中身を抜いて外身はポイ!」が当たり前と聞きます。日本ならではの治安の良さ・誠実さが感じられえた瞬間でした。 車のカギが返ってきただけでも有難かったですが、お金も戻ってくるなんてラッキーでした。この金額は無かったものとして次の日、子供を焼き肉屋に連れて行ってご馳走してあげました。 大変でしたが勝手に少し得した気分になりました。日本っていいですね~~ ではまた👋。。
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